意見がまとまらず遺産分割が滞っている
相続がきっかけで、親族同士のトラブルになるという話は少なくありません。
それまで仲が良かった親族同士でも、相続によってこじれた関係を修復するのはなかなか難しいものです。
こちらではトラブル回避のための正確な財産調査の必要性について、例を挙げてご紹介します。
前もって相続トラブルが起こりやすい例を確認しておくことで、トラブル回避につながる可能性があります。
財産調査を行わず、思い込みで遺産分割を行ってしまう
相続が始まると、必ず行うべきものが財産調査です。
財産調査をすることで、被相続人が所持していたすべての財産について把握できます。
財産調査を行わず、思い込みや推測により遺産分割協議を行うと、話し合い後に思わぬところから財産が見つかったり、借金が発覚することもあり、それをきっかけにトラブルに発展する可能性があります。
被相続人の財産調査を正確に行い、被相続人の財産について相続人全員が把握し納得したうえで遺産分割協議を行いましょう。
特定の相続人による相続財産の隠蔽
相続人のうちの一人が被相続人の財産を隠し、他の相続人に教えないというケースがあります。
また、故意ではなくても、被相続人に代わって財産管理をしていた相続人が自身の財産と混同してしまうこともあります。
相続人であれば財産調査を行うことが可能ですので、必ず財産調査を行って被相続人の相続財産を明らかにしましょう。