伊豆の国相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
伊豆の国の方より相続に関するご相談
2022年10月04日
父が現在闘病のため入院中です。先日、主治医より先のことについて覚悟をするよう言われました。相続についての知識を備えておくため、一度行政書士の先生にお話しを伺いたいです。(伊豆の国)
父は長年の病気により伊豆の国市内の病院に入院しています。先日、主治医より今後治る見込みについての話があり、覚悟をしておくようにといわれました。長く闘病生活を送っていますので、ショックではありますが闘病の辛さもそばでみてきましたので、長い間がんばったね、という気持ちです。父が自分がいなくなった後のことを心配しており、家族も一緒にその時についての知識をつけようということで相続の専門家である行政書士の先生にお話しを伺おうということになりました。
相続について全く知識がありませんので、どのようなことをしなければならないのかを相続手続きの流れとともに教えていただきたいです。(伊豆の国)
手続きの必要なものについて、流れに沿ってご案内いたします。お気軽にご相談ください。
大事なご家族の亡き後について考えることはとてもつらいものです。とはいえ、ご逝去後に必要な手続きは多くあり、一つ一つこなしていかなければあっという間に時間が経過していきます。手続きには期限のあるものもありますので、あらかじめ相続手続きについての知識を得ておくことでその後、混乱せずに手続きを進めらることに繋がります。
まず、ご家族が亡くなったら被相続人(亡くなった方)が遺言書をのこしていないか確認をしましょう。基本的に、遺言書があった場合にはその内容が最優先されます。ですから、生前に遺言書の有無について本人から話を聞いていない場合には、遺品を整理する際に必ず遺言書を探すようにしてください。
以下では、遺言書が見つからなかった場合の相続手続きについて、流れにそって簡単に説明をしていきます。
①相続人調査
被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍を揃えます。その内容から法定相続人を確定します。戸籍は本籍地のある役所で取得をしますが、転籍などにより本籍地が異動となっている場合には、異動先の役所から取り寄せる必要がありますので、時間に余裕をもって収集をしましょう。被相続人の戸籍と併せて、相続人全員の戸籍謄本も必要ですので同時に取り寄せましょう。
②相続財産の調査
相続財産は、被相続人が所有していたすべての財産になります。ですから、相続財産の調査はその全財産について調査を行う必要があります。気を付けたい点として、現金や不動産などのプラスとなる財産だけではなく、借金やローンなどマイナスの財産も相続の対象となります。
ご自宅が被相続人名義の持ち家の場合は、所有不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行通帳等を揃えます。これら収集した資料をもとに相続財産目録を作成します。
③相続方法を決定する
相続財産の相続方法を決定します。相続放棄や限定承認を検討している場合は期限として、”自己のために相続が発生したことを知った日(基本的には被相相続人の死亡日)から3ヶ月以内”に手続きをする必要があります。
④遺産分割を行う
財産の分割について相続人全員で話し合い(遺産分割協議)を行い、そこで決定した内容を「遺産分割協議書」として書面にし相続人全員で署名と押印をします。この遺産分割協議書は不動産の名義変更時に必要な書類です。
⑤財産の名義変更を行う
不動産や株などの有価証券を相続した場合は、名義を相続人へと変更する手続きをします。
簡単に流れに沿って説明をいたしましたが、予想しているよりも時間と手間がかかるのが相続手続きです。自分で手続きを進めるには負担も大きくなりますので、まずは相続の専門家へと相談をしましょう。
伊豆の国相続遺言相談室では、伊豆の国のみなさまやその近隣地域の皆様の相続手続きについて、幅広くお手伝いをしております。相続は頻繁におこるものではありませんから、その手続きは皆さま不慣れです。法的な知識も必要となりますので、まずは専門家へと相談することをおすすめいたします。伊豆の国にお住まいの皆様、幅広い相続手続きに対応してくれる事務所をお探しでしたら、伊豆の国相続遺言相談室へとお越しください。相談は初回無料でお受けしております。初回の相談より、専門家が親身に対応いたしますので、まずはお気軽に当相談室へとお問合せください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
伊豆の国の方から遺言書についてのご相談
2022年09月02日
事実婚の夫に財産を残したいです。遺言書の作成について行政書士の先生にご相談できないでしょうか(伊豆の国市)
私は伊豆の国に住む50代の女性です。10年前より一緒に生活している事実婚の夫に財産を残したいと思い、問い合わせいたしました。
夫のことはとても大切に思っているので、私が亡くなった時には彼に遺産が渡せるように遺言書を準備したいと考えています。籍をいれることも考えましたが、若い頃に一度離婚経験があることもあり、いまのところ事実婚の状態を維持したいと思っています。
そもそも自分の相続人が誰になるのかをよくわかっていません。子供はおりませんし、両親や祖父母も既に他界しています。血縁関係のある親族といえば、同じく伊豆の国市に住む姉と亡くなった兄の娘(姪)ぐらいです。知識がなくてお恥ずかしいのですが、前夫に財産がわたるようなことは避けたいのです。
どのような点に注意して遺言書を作成すれば、今の夫に財産を残すことができるのか教えてもらえないでしょうか。(伊豆の国)
遺言書を作成すれば、事実婚のご主人様に財産を残すことは可能です。
まず初めにご相談者様の推定相続人を確認してみましょう。民法では法定相続人となる人の順番について定められており、第一順位は子供、第二順位は親や祖父母などの直系尊属、第三順位は兄弟姉妹(亡くなっている場合は甥姪まで代襲)です。配偶者は常に相続人となりますが、事実婚の場合は相続人ではありません。第一順位と第二順位の方はいらっしゃらないようなので、現在のところ第三順位である、お姉様と姪御様がご相談者様の推定相続人となります。
しかしながら、生前に遺言書を作成しておけば相続人以外の人にも遺贈という形で財産を残せますのでご安心ください。なお離婚された前夫の方は推定相続人にはならないので、ご相談者様が望まない限り遺産が渡ることはありません。
相続人以外の人に遺贈する際に留意すべき点は遺留分の問題ですが、今回に関しては遺留分権利者もいませんので財産の全てを事実婚のご主人様に遺贈することも可能です。遺留分とは一定の相続人に最低限取得が保証されている相続財産の割合のことですが、兄弟や姪甥には遺留分の権利はないため、遺言書を作成する際に配慮する必要はありません。
将来的な手続きのことを考えると、遺言書の検認が不要となる公正証書遺言で作成し、遺言執行者を指定しておくとよいでしょう。公証役場で作成する公正証書遺言であれば、原本が保管されるため紛失の心配もなく、遺言書の検認も必要ないため事実婚のご主人様が相続人と顔をあわせることはなく手続きを進めることができます。(ただし遺言執行者には相続人に対して遺言内容の通知義務があります)
どのような遺言書の内容にするかお悩みの際には、ぜひ伊豆の国相続遺言相談室にご相談ください。
伊豆の国相続遺言相談室では、伊豆の国にお住まいの皆様の遺言書作成のサポートをさせていただきます。伊豆の国在住の方で遺言書についてご相談をお持ちの方は、ぜひ初回無料相談をご利用ください。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
伊豆の国の方から相続についてのご相談
2022年08月03日
相続財産が不動産しかないのですが、兄弟で分けるにはどうしたらいいでしょうか。行政書士の先生にお伺いしたいです。(伊豆の国)
実家のある伊豆の国に暮らしていた父が先日亡くなりました。母は既に他界しているため、相続人は私と兄になります。
父の遺産は伊豆の国にある自宅と保有していた伊豆の国にあるアパートが1棟で、現金はほとんど残っていないのですが、このように遺産が不動産しかない場合はどのように分けるのがよいのでしょうか。兄弟仲については悪くはなく、実家については出来れば売却はしたくないと考えています。
行政書士の先生に詳しくお伺いしたいです。
相続する財産が不動産しかない場合でも、不動産を手放すことなく分配をすることは可能です。
被相続人が亡くなられた場合、残っていた財産は相続人の共有財産となりますので、遺産分割が必要です。
今回のご相談者様のケースについても、不動産は現在ご相談者様とお兄様との財産となりますので皆様で話し合って遺産分割を行うこととなります。
なお、お父様が遺言書を遺されていた場合は遺言書の内容に沿って遺産分割を行うこととなりますので、まずは遺言書を遺されていないかの確認をしましょう。
遺言書が残されていなかった場合、遺産の分割には下記のような方法があります。
現物分割
不動産をそのままの形で分割します、今回のケースで例えますとご相談者様がご自宅、お兄様がアパートを相続するという方法です。不動産評価が全く同じとはいかないため、不平等が生じる場合がありますが、相続人同士が納得すればスムーズに遺産相続を行うことが出来ます。
代償分割
相続人のうち何人か(もしくはひとり)が遺産を相続し、残りの相続人に代償金もしくは代償財産を支払うという方法です。不動産売却をせずに遺産分割をすることが出来ますので、例えば相続した自宅に相続人が住んでいる場合などには有効な方法となります。
ただし、財産を相続した側が代償金として払う額の資産を持っていることが条件となります。
その他、不動産を売却して現金化し、相続人で分割する「換価分割」という 方法もあります。どの方法を取るにしても、まずはご自宅とアパートの価値を調べることを行ってから、ご兄弟で相談を進めることをおすすめします。
伊豆の国相続遺言相談室では、伊豆の国で相続にお困りのお客様からのご相談を受け付けております。
相続に詳しい地域密着の専門家が、無料相談からお客様のお悩みによりそい丁寧に対応をさせていただきます。
伊豆の国および近郊で相続にお困りの方は是非一度、伊豆の国相続遺言相談室へお問い合わせ下さい。皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。