伊豆の国相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
伊豆の方より遺言書に関するご相談
2024年09月03日
父の遺言書と思われるものを発見しました。どう扱えばよいか行政書士の先生教えてください。(伊豆)
伊豆在住の50代主婦です。先日、伊豆の病院で70代の父が亡くなりました。葬儀を終え、父の遺品整理をしていると父の自筆と思われる字で遺言書と書かれた封筒を見つけました。遺言書はしっかりと封がされています。相続人は母と私と弟になります。私は父の意思を尊重したいと思っていますが、その場には私しかいなかったためまだ開封していません。相続人全員が集まった際に中身を確認しようと思いますが問題ありませんか?(伊豆)
自筆証書遺言書を発見した場合、遺言書の検認手続きが必要です。
今回伊豆のご相談者様が見つけた遺言書は、お父様が自筆で作成した自筆証書遺言と推察いたします。自筆証書遺言を発見した場合は勝手に開封してはいけません。封をしたままの遺言書と戸籍等の必要書類を揃え、家庭裁判所で検認を行う必要があります。
ご相談者様のように、故人の自宅等で自筆証書遺言を発見した場合、勝手に開封してしまうと、5万円以下の過料に処すると民法によって定められています。検認を行うことにより、その遺言書の形状、訂正等について検認の日における内容を家庭裁判所にて明確にします。この際に遺言書の存在と内容を相続人が確認するため、発見した相続人による遺言の偽造などを防ぐことができます。
検認は申立人以外の相続人が揃わなくても行われ、検認を終えると遺言書に検認済証明書を付けるための申請が必要となります。
遺言書がある場合の相続では遺言書の内容が優先されるため、検認が済んだ遺言書の内容に従って相続手続きを進める流れとなります。
遺言書によって一部の相続人の遺留分を侵害していた場合、その相続人は遺留分を請求することができます。
以上が自筆証書遺言を発見した場合の流れとなります。
なお、2020年7月より法務局で自筆証書遺言書を保管できるようになり、法務局で保管していた自筆遺言証書の場合は家庭裁判所での検認手続きは不要となります。
遺言書がある場合の相続手続きについて、不明点がある場合はお気軽に伊豆の国相続遺言相談室にお問い合わせください。伊豆の国相続遺言相談室は相続や遺言の専門家が伊豆で遺言書作成や相続手続きのお手伝いをしております。伊豆で相続手続き全般や、遺言書作成などの生前対策についてのご相談なら伊豆の国相続遺言相談室にお任せください。伊豆の地域事情に詳しい専門家が伊豆にお住まいの皆様の相続・遺言を親身にサポートいたします。初回は完全に無料でご相談いただけますので、伊豆で相続や遺言書のご相談ならお気軽に無料相談をご利用ください。